家族歴のある人は要注意
大腸がんの多くは、50歳以上の年齢や食生活、お酒、たばこなどの生活習慣が関係して発症し、遺伝が原因となるものは全体の約5〜10%程度にとどまります。
このうち、親から受け継いだ体質によって起こる「遺伝性大腸がん」は約5%で、若い年代から発症しやすい特徴があります。
家族に大腸がんの方が複数いる場合でも、遺伝だけでなく、似た食生活や生活習慣が影響していることも多くあります。
遺伝性大腸がんを疑うべきサイン
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若い年齢 (50歳未満) で発症した家族がいる
50歳未満で大腸がんを発症した家族がいる場合、遺伝性大腸がんの可能性があります。特に40代より若い発症はまれで、リンチ症候群の目安にもなるため、早めの検査が大切です。
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大腸がんになった家族や親族が複数人いる
家族や親族に大腸がんの方が複数いる場合は、50代以降の発症でも注意が必要です。親子2代や兄弟など、二親等内に2人以上いる場合は遺伝性の可能性があり、早めの検査が安心につながります。
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大腸がん以外のがんを経験した家族がいる
大腸がん以外にも、子宮体がんや卵巣がん、胃がんなどにかかった家族がいる場合も注意が必要です。これらのがんが混在していると、遺伝性の病気(リンチ症候群)の可能性があり、早めの検査が安心につながります。
家族歴がある人の疾患
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リンチ症候群
ミスマッチ修復遺伝子に先天的な異常があるため、大腸がんや子宮内膜がんなどが発症しやすく、診断により手術や抗がん剤、定期検査の方法が異なります。
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家族性大腸腺腫症
若い時から大腸に腺腫性ポリープができ、年齢とともに数が増加し、放置すると多くががん化するため、早期に切除などの処置が行われます。
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MUTYH関連ポリポーシス
MUTYH関連ポリポーシスは、大腸に多数のポリープができる遺伝性疾患で、MUTYH遺伝子の異常による劣性遺伝で、約60歳までに大腸がんになる確率が高いのが特徴です。
大腸がんの治療
大腸がんの治療は、がんの進行度や部位、全身の状態によって異なります。近年は、身体への負担を抑える腹腔鏡手術やロボット支援手術なども広く行われており、治療後の生活の質(QOL)を保ちながら再発予防を目指すことが可能になっています。
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大腸内視鏡検査
肛門からスコープ(細いカメラ)を入れて、大腸の中を直接確認する検査です。ポリープやがん、炎症などの異常を早い段階で見つけることができます。当院では、鎮静剤を使用することで「眠っている間に終わるような」楽な検査を実施しています。必要に応じて、そのままポリープの切除も安全に行えます。
※土曜日の第2診察は週によって担当医が変わります。
